kirokuyaさん、芸能鑑賞史拝読しました。ありがとうございます。
私は演劇は(文楽以外)観ないのでなかなかコメントできず申し訳ないのですが、維新派の琵琶湖畔(長浜)での公演は観に行きました。日の暮れかかる頃の開演で、不思議な雰囲気に包まれました。
代表の松本雄吉さんが亡くなり、劇団解散のニュースを目にした時は驚きました。普段伝統芸能をやっていると、芸の継承や永遠なる存続ということを常に意識しているので、劇団ってそういうもんなんかなあと不思議に思ったんです。
「芸能の神様」は経験ないですが、「三味線の神様」はいるようです。
この場所で弾くとなんか調子がいいとか、今日は調子がいいとかいう時に「三味線の神様」を感じます。
暁照夫さんの三味線芸は観たかったなあ。お弟子さんの暁光夫さんとは少しお話したことがあります。
私が鑑賞者として語れるとすれば、まず美術。ただしごく狭い範囲に限ります。なんせこれだけフランス好き、絵画好きなのにルーブル美術館には一度も行っていないのです。あんまり興味なくて。
他には映画。寅さんは別格なので置いとくとして、私の最高の1本は
「遠い空の向こうに(原題 OCTOBER SKY)/1999年アメリカ」です。
知る人ぞ知る作品。挑戦、勇気、信念、信頼、誠実に生きること、他者を認めること、受け継がれてゆくものごと、芸術の大切さ……すべてが描かれています。未だこれを上回る作品は現れず。主人公の母親が傷ついた自分の作品をじっと見るシーンは忘れられません。
他にも「Stand by Me」「ダイ・ハード(1作目と2作目のみ)」それからごく最近の「ファヒム パリが見た奇跡」はエンターテインメント性も芸術性も素晴らしいです。
ラッセ・ハルストレム監督の「サイダー・ハウス・ルール」「シッピング・ニュース」はシリアスでありながらもすがすがしさ、人間の明るさを感じさせるのでとても好きです。原作がよいのかな。
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kirokuya (金曜日, 07 7月 2023 04:21)
プチ芸能鑑賞史、お目通しいただきありがとうございます。
列記された映画では、スタンドバイミーとダイハードを観ました。まず約2時間の着座の辛さと、字幕を追う動体視力の衰えで、外国映画は観なくなりました。息子情報でインディジョーンズ新作が、良かったとのことなので行ってみようかな‥?
文楽、西洋美術については、鑑賞経験値が少ないので、語れません。
維新派、観られてたのですね。一時期同じ稽古場環境に居ましたので、ユーキッツァンの死は残念でたまらなかったです。伝統芸能と違い、小劇団は代表の(個の感性)の表現になるので、継承は困難です。
実家が暁照夫さんのお住まいと同じ地域だったので、時々すれ違ってました。歩く姿形にも美しくしさを意識されてるように感じました。まさに全身芸人、ザ芸人でした。
雛澪 (金曜日, 07 7月 2023 14:00)
全身芸人……よいなあ。憧れる!
kirokuya (土曜日, 08 7月 2023 18:43)
プチ美術鑑賞史
雛澪姉さんに紹介してもらってた、カーペットの鑑賞に出掛けました。カラフルさに暫く佇んでいました。
映画鑑賞史は、また後日。