☆彡ロンドン旅行記　その２

2024/05/２８

地元で人気という大型スーパー「マークス＆スペンサー」略してM＆Sにて朝食。店内で焼いているいろんな種類のパンと、イートインコーナーでコーヒー(もちろん１杯だけ)を買って食べる。やっぱりヨーロッパのパンは美味！ このM＆SとWaitroseには滞在中何度もお世話になった。どこかに行く途中でも気になるスーパーがあるとつい寄ってしまい、なかなか目的地にたどり着かない。海外のスーパーは本当に面白い。見たことのない野菜やキノコ、まるごとの大きな肉や魚、加工食品のパッケージデザインもカッコいい。食料品、日用品のテーマパークみたいで何時間でも過ごせそうだけど、ただ一つ難点が。冷蔵・冷凍食品のコーナーがやたらに多いので、スーパーの中全体がとても寒いのだ。このおかげでスーパーで1日つぶしてしまうことなくすんでいる。

その後、テムズ河沿いのビッグベンなどを見に行くついでに「通り道だからバッキンガム宮殿にもちょっと寄ろうか」となった。元々バッキンガムは「行きたいところリスト」に入っていなかったのだ。宮殿前の公園にビクトリア女王の像があり、その付近を散策していると何やら人々にざわめきが。遥か向こうから宮殿に向かって騎馬隊が行進してくるではないか。横一列４頭ずつ並んだ馬が、恐らく１００頭以上はいたかな。見たこともない華やかな光景にビックリ！　馬たちが通り過ぎた後の道路には、大量のバ〇ンを掃除する特別車まで走っていた。

騎馬隊が宮殿の門の中に姿を消しても人々は立ち去らない。まだ何かあるのかな、としばらく待っていると再び門が開き１台の車が。後部座席に1人で乗っていたのはなんとチャールズ国王だった。プライベートのお出かけなのか、はたまた病院の定期健診か。立ち寄る予定のなかったバッキンガム宮殿で騎馬隊やナマ国王まで見られるとは感激！ 現地の幼稚園児たちもナマ国王を見て興奮し歓声上げて跳びはねていた。

その後、チャリングクロス駅まで歩いてパブ「シャーロックホームズ」にてランチ。テムズ河沿いにさらに歩くとホームズものにも出てくるスコットランドヤード（ロンドン警察。ホームズの時代とは別の建物）や美術館のテート・ブリテン、ジェームズ・ボンドやマイクロフト・ホームズ（シャーロックの兄）が所属していたMI6（イギリス秘密情報部）などを見つつビッグベンまで。写真などで見て知っていても、やはり現地で見る本物は壮大なヨーロッパ建築、建物各所に散りばめられた彫刻や装飾の豪華さに圧倒された。

夜は夫が朝の散歩で見つけてくれていたホテルそばのパブ「モンキーパズル」へ。余談だが、夫は普段は朝寝坊なのにイギリスでは６時半とかにもそもそ起きだして、二度寝しようとする私に「ちょっとそのへんブラブラしてくるわ」とか言うのでビックリした。モンキーパズルではワインをいただきつつフィッシュ＆チップスとジャスミンライス。1皿ずつ2人がかりで食べておなかいっぱい。イギリス人って本当によく食べるなあ。全部ものすごくおいしくて、ジャスミンライスもバターのすごくいい香りがフワーっとして、お店の雰囲気も店員さんもすごくよくて、機会があればまた行ってみたいと思うお店だった。