朝から文楽劇場へ。今日は観劇のためではなく、劇場開場40周年記念展示最終日の資料室へ。亡き昭和・平成の名人たちの映像や写真に加えて、今や重鎮・中堅となった現役技芸員さんたちの若手時代の映像も観ることができ、感無量。
その後岸和田へ。諏訪ノ森で年2回開催しているライブ「SACAY東西の糸」のメンバーでフルート奏者のI先生の教室の発表会を聴きに行く。同じくメンバーのMちゃん、Kちゃんも出演。
開演には間に合わなかったので受付でプログラムをもらい、先にお昼を食べようと隣にある喫茶店へ。パンを食べながらもう一度プログラムをゆっくり確認すると、MちゃんKちゃんの出番を始めに計算した時間に勘違いがあったとわかり、ゆっくりパンを食べてる場合ではないではないか!
慌てた私は生まれて初めてくらいのイキオイでコーヒーを一気飲みして再び会場へ。ガラスの扉から覗くとリュートを弾いているKちゃんが見えた。うわ~ゴメン!
曲の合間になんとか入室。
その後、生徒さんたちやゲストの方々の演奏を堪能。上手な人ももちろんすばらしいけど、ちょっと失敗しながらでも一生懸命丁寧に演奏している人の様子も心に訴えかけるものがあり、いつも優しくてパワフルなI先生のお人柄が反映された演奏会だなあと思った。
終了後、少し時間に余裕があったので「きしわだ自然資料館」に立ち寄る。3階の剥製コーナーが聞きしに勝るすばらしさ! 北大農学部にある博物館で剥製の展示を見て以来の感動。シロクマの巨大さにビックリし、いかにも狂暴そうなヒグマに衝撃を受け、そのあとで小柄な大人くらいの大きさのツキノワグマを見たら、なんだか彼とは友達になれそうな気がしてしまう。ライオンやトラも想像以上に大きくてかっこいい。あの剥製の部屋で一晩泊まりたいくらい。ガラスケースに入っていないシロクマやライオンもいて、受付の人に聞いたら触ってもいいそうだ。閉館の少し前だったので他にお客さんもおらず、ひとりでガラスケースの周りを何度も何度も回っている私はさぞ変な人だっただろうな。
2000年代初め頃にブームになったチリモン(チリメンモンスター)もこの資料館が発祥で、チリモンに関する丁寧な展示もあった。剥製の次に私がハマったのはいろんな「かむ」にちなんだ手作りのアルバム。オオサンショウウオに噛まれても特別天然記念物だから我慢するしかなく、大変な目にあった人のエピソードや、その時の生傷→治療後→治癒の写真とか、ホオジロザメに噛まれた人の傷跡の写真とかもあった。
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kirokuya (火曜日, 26 11月 2024 04:23)
そうだったんですね!剥製好きとは知らなかった!!さぞ幸せな時間を過ごされたのでしょう。岸和田にそんな(自然)資料館があるのも知りませんでした。オオサンショウウオやホウジロザメに噛まれた人の傷跡の経緯って、それは(医療)資料館やろ?
雛澪 (火曜日, 26 11月 2024 23:33)
そういえば、小学校の頃家にあった百科事典でも、病気やけがの巻ばかり
読んでました。
魚や鳥の剥製にはあまり興味がなく、哺乳類推しです。